一般の歯科医療を受けているときに何気なく受け入れている治療も、よくよく考えてみれば恐るべきワナが潜んでいることがあるものです。

 

銀歯に潜むワナ

 銀歯を入れるときによく聞かれませんか?
 「カチカチ噛んで下さい。高くないですか?」
 なぜか「低くないですか?」とは聞かれません。

 あまりにも高いときは、はっきりと「高いです。」と言えるものの、何回も繰り返されると、微妙な高さの感覚は、最初の状態が高いがゆえに何だか合っているような気がしてきます。この状態でセメントで合着されるとやはり多少なりとも違和感が残ります。

 治療の終わり際に「2、3日すると慣れますから」。この一言でその気にさせられ、歯科医院の扉を後にします。その日は1日違和感があるものの、翌日、翌々日となれば確かに違和感は薄らいでいきます。いわれた通り2、3日で慣れてくるのです。

 しかし、それは銀歯が低くなってくれたからでしょうか?それとも骨がゆがみながら、歯が捻れながらその位置に合わせてくれたのでしょうか?身体の仕組みが、そこに隠されているような気がします。

 

噛めない子が増えてきた?

 近頃は歯が一本一本きれいに整って生えているお子さんが多くいらっしゃいます。また、統計でも虫歯の本数は減少していることを現しています。それにもかかわらず、ものを十分に噛めないお子さんが増えてきました。おそらくそれは、お子さんの身体全体がゆがむことによって噛み合わせに障害が出ているものと思われます。

 お子さんの全身のゆがみの原因
1)食事のときによく噛まずに丸飲みしている、飲み物と一緒に流し込んでいる
2)いつも自分の下唇を上顎の前歯で、または上唇を下顎の前歯で噛んでいる
3)舌を上下の前歯の隙間から覗かせている
4)口をポカーッと開け、口呼吸をしている
5)指しゃぶり、物しゃぶりなど、何かを口にくわえていないと落ち着かない
6)自分の頬の肉を噛んでいる
7)よだれが多い

 これらの原因をもつお子さんの共通点は、
① 顎の上下の高さが足りない(口腔内の容積が足りない)
② 下顎の位置が本来の位置よりも後退気味である

と言うことができます。

 

みんな大好き!?牛乳のはなし

 日本の牛乳はホルスタイン種が多いです。農薬の問題も指摘されています。日本では、平安時代にはすでに宮中で乳製品を使っていたという記録があります。また江戸時代には水戸黄門が牛酪(バター)を作っていたといいます。一般的に牛乳が普及したのは明治以降になってからです。成分分析では、蛋白質、脂肪、乳糖、カルシウム、ビタミンA・B・Cをバランス良く備え、牛乳は天然食品の中でも最も優れた食品の1つであるということになっています。

 しかし、これは牛乳を測定したときの測定値です。加工されて分子が小さくなった牛乳は、身体に取り込まれやすいので、体力回復には優れていますが、あくまでも動物性蛋白質であり、なおかつ血液なのです。
 そしてその血液とは牛を成長させるための情報が入っているのです。リンの多いカルシウムは、人間の身体には定着しません。カルシウムが定着しないから、その後に定着する蛋白質も定着しないということになります。

 牛乳成分は、食品衛生法で決められています。乳脂肪が3%以上、無脂固形分が8%以上ふくまれているもので、生乳(絞り立て)を殺菌しただけのものを牛乳といいます。
 牛乳にビタミンやミネラルを加えたものを加工乳、牛乳や脱脂粉乳等に果汁やコーヒーなどを加えて殺菌したものを乳飲料といいます。

 牛乳で下痢し易い人はビフィズス菌入りの加工乳を、太り過ぎの人は低脂肪牛乳や脱脂粉乳を利用するとよいといわれています。しかし実際は上記したように害も多いものです。
 また、牛の飼育には人体に影響を及ぼすとされている殺菌剤の混じった餌(干し草)や除草剤を使うところもあり、問題が指摘されています。