自然療法(和方、東洋医学を用いた治療)を行っていると、過去の痛みがよみがえってきたり、身体のだるさが出現することがあります。しかしこれらの反応は、身体が治ろうとする時に現れるものです。
 これは好転反応と呼ばれ、治療の過程で多かれ少なかれ出てきます。

 例えば、顎関節症を何年も患っていると、最初は身体が脳に対して痛みの信号を送るのですが、顎関節の痛みが続くと身体は痛みに対して鈍感になり、脳へ痛みの信号を送らなくなります。そして治療によって、血行が良くなり、動きが良くなると、身体は思い出したかのように痛みの信号をまた脳に送るようになります。

 顎関節が本来の状態に改善すれば、痛みの信号を送ることはなくなり、身体から痛みが消えます。