普段何気なく耳にする「自立神経」ですが、どのような「神経」なのかをご存知でしょうか。

 自律神経とは脊椎動物の末梢神経のひとつのことで、意志とは無関係に作用する神経です。消化器・血管系・内分泌腺・生殖器などの不随意器官の機能を促進または抑制し調節し、「交感神経」と「副交感神経」とからなります。

・交感神経とは
 副交感神経とともに、高等脊椎動物の自律神経系を構成する神経です。背骨の両脇から出て内臓や血管・消化器系などに分布しています。
心臓の働きの促進、血管の収縮、胃腸の働きの抑制、瞳孔の散大などの作用があります。
 
・副交感神経とは
 脳およびお尻の骨から出ています。交感神経系と逆に働き、心臓に対しては抑制、胃腸に対しては促進の作用をします。

 自立神経の働きを整えることが、健康体で生きていくうえで非常に大切な役目を果たしているということを知っておくべきでしょう。