「リハビリ?」と言うと脳梗塞等で麻痺した部位の機能訓練というイメージが当たり前のように思われるが、「噛む」という機能訓練が必要な方々が増加している。
 例えば、片方でしか噛めないという「片噛み」がそれに当たる。通常はご本人も特に困ったことが起きない限り放置されているのが当たり前である。

 しかし、身体全体から見てみると、大きな偏りが生じていることになる。
 車に例えると、何時も左右ではなく、右か左のどちらかにしかハンドルが切れない状態が継続されていることになる。
 イメージするとタイヤのスリ減りに左右差が生じ、軸に歪みが生じ、いつかはパンクすることが容易に想像できると思う。

 顎についても同様に、顎関節にかかる力に左右差が生じ、筋骨のアンバランスの結果、顎骨の編位、変位、変形、癒着、とその病態が進行していくこととなる。
 この「片噛み」をバランス良く噛めるようにするために必要なのがリハビリである。
 身体の中心軸の再構築を行いながら、顎の機能回復についても左右のバランスの獲得に努める。
 そのプロセスに「だるま落とし理論」、「ビームライト療法」、「綿噛み体操」この当院オリジナルの3本柱が活躍し、身体が治りたがっている方向性を感じ取り、バックアップしていきます。

 例外なく治っていく根拠がここにあります。

「だるま落とし理論」

「ビームライト療法」

「綿噛み体操」